電動ガン スイッチ接点焼け防止用SBDの製作
- fujika
- 2018年7月28日
- 読了時間: 3分
電動ガンで、FETではなく一般的なスイッチが組み込まれている銃をお持ちで、セミオート好きなあなたへ
スイッチ焼け防止用のSBDを作りましょう!
まずは、SBD(ショットキーバリアダイオード)というものを準備します。
その他にケーブル(0.75mm^2(SQ)、丸形圧着端子、収縮チューブも準備します。
そして、製作用工具は、ハンダこて、半田、ニッパー、圧着器
ここで重要なポイントは
①定格電圧・電流にあったものを選ぶ
②小さいものを選ぶ
です。
①について
電動ガンの消費電流はフルオートとセミオートで若干異なりますが、セミオートでに2Aぐらいです。(フルオートだと若干下がり、1A程度) そのため、それだけの電流が流れても大丈夫なものを選びます。
マージンを見て倍以上の5A品でOKです。
次に電圧ですが、使用するバッテリー電圧の約10倍程度を選びます。
今回は、100V、5Aのものを選びました。
まあこれで、7.4V、11.1VのバッテリーでもOKかと。銃も次世代、スタンダードOK!
②について
いろいろありますが、今回はチップタイプを選びました。
実はこのレシピ・・・
あるメーカーが出しているSBD(1200円程度で販売)とまったく同じものです。

お値段・・・なんと1個当たり74円!
これを使用します。
あとは、ケーブル2本と丸形圧着端子を準備します。
ケーブルは、わかりやすく赤色と黒色のもので、太さは0.75mm2(SQ)程度のものを使用します。長さは大体、65㎜くらいの長さでカット!

SBDの裏面にある 導通部に、予備ハンダをつけます。

ケーブルの両端の被覆を剥きます。(1㎜と5㎜ほど)
1㎜被覆を剥いた方にも予備ハンダをつけます。

そして、いよいよケーブルをSBDへハンダ付け!
まず、黒色から。写真の部分へ。

次に赤色を写真の部分に。赤色配線部分と黒色配線部分は絶対にショートさせてはダメです。壊れます!
ヘタしたら、SBDだけでなく、モータもバッテリーも壊れます!絶対に注意してください!!!!!!!
また、ハンダ付けする際、約1秒程度しかハンダこてを当ててはいけません。長時間、SBDにハンダこてを当てると熱で壊れます。ハンダ付けは慎重かつ迅速に。

ポイントは、なるべく盛り上がらないようにフラットにハンダ付けください。写真のように横から見てフラットに。

次に収縮チューブを準備します。(2Φと3Φのもの)

次に、ハンダ付けした部分が強度的に弱いので収縮チューブ(2Φ)をカットして写真のように。
被せた後はライターでチューブを炙って収縮させます。

次に、SBD本体のカバーをするため、上から収縮チューブ(3Φ)を写真のように被せていきます。

で・・・またライターでチューブを炙って収縮させます。

炙ったら先をラジペンでプレス。


不要なところはサハミでカット!

ケーブルの反対の端の部分を丸形圧着端子で圧着し収縮チューブをつけたら完成です!


これが・・・1個1200円で売られているSBDの正体です。
1本100円弱で大量生産!!!!
